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本001 - いま、決める力 ワクワクする未来をつかむ「決断筋」の鍛え方

いま、決める力 ワクワクする未来をつかむ「決断筋」の鍛え方

いま、決める力 ワクワクする未来をつかむ「決断筋」の鍛え方

■飲みの席で後輩に口うるさく語りたくなる良書!


ビジネス書の大半は、頭カチカチの内容で分かりにくいものが多い。また既視感のある内容にも関わらず、テーマを変えて…言い方を変えて…自己啓発を促す。その本と出会ったタイミングによっては「良いことが書いてあった!明日から実行しよう!」と感動することもあるけど、3日後も経てばケツを掻いてテレビばかり眺める日常に逆戻りなんですよね。まぁ、自分だけかもしれないけど。


一方、この「いま、決める力 ワクワクする未来をつかむ『決断筋』の鍛え方 」は、それらのビジネス書とは大きく違った印象を受けました。まず第一に分かりやすい。超分かりやすい。柔らかい表現や筆者の実体験に基づいた言葉により、あまり押しつけがましくないのも好印象で。さらに「決断筋」(決断力は、筋肉と同じで日々鍛え続けることで身につくという意味)という造語がフックとなり、「え、もっと詳しく教えてよ!」と好奇心を刺激してくれるんです。「ページを捲る手が止まらねぇ…!」。そういうスタンドが仕込まれているのかもしれません。


何より“新鮮な考え方”や“納得度の高い論理的な構成”、“行動心理学に基づいた裏打ち”が、筆者の原体験と自分の人生が重なり、「自分もこのタイミングで決断したからこそ、今があるんだよな…」と感慨深い気持ちにさせてくれたのが良かった。他人事ではなく自分事として読み進められる瞬間があるからこそ、この本が取り上げたテーマの価値は高いと思います。


例えば…


「私たちには自分の人生を自分で決定し、自分でコントロールしたいという本能的欲求がある」
→決断があってこそ人生は潤う。だからこそ自分で決断し、逆算したプロセスで成功体験や達成感を得ることができる

「決断したことや決断したいことを期限つきでできるだけ多くの人に宣言してみよう!」
→周囲の友だちはもちろん、SNSなどで決断することを周囲に宣言し、自分に良いプレッシャーをかける

「決断したら、まずは小さな一歩としてファースト『だけ』アクションをしてみよう!」
→人は決断したことをすぐに忘れてしまう。まず小さなことでも構わないから一歩動く。そこから次の行動が見えてくる

「結果を見て、また修正して、新しい決断をしていく。このプロセスを繰り返すことが重要」
→決断したことに対する修正プロセスが早ければ早いほど、理想とすべきゴールに近づける

「決断したことを継続できるモチベーションの高い人と、なるべく多くの時間を過ごそう!」
→人は環境によって大きく変わる。限られた時間の使い方をモチベーションの高い人と過ごすことが大切だと


などなど、数え上げたらキリがないほどに深く刺さる言葉がありました。誰もが平等に「自分を変えたいと願う決断の瞬間は訪れる」。だったらその瞬間、瞬間に効率的かつ、有意義な時間の過ごし方をすべきなのではないか? そんな筆者の「人を変えたい」という強い思いが伝わってきて、読み終わった瞬間に「この本のレビューを書こう!」と決断することができたわけで。次の決断は、レビュータイトル通りになるんじゃないかと思います。