未来永劫の下書き状態から脱すべく、1ケ月前の川苔山登山レポートを巻きで綴りたいと思います。7月頭、「御嶽山じゃ物足りないでしょ? もう少しレベルを上げよう!」という山界のベッキーこと小野田隊長の粋な計らいで、早朝の奥多摩駅に集合しました。僕は前回の反省を生かして、睡眠時間を確保し、準備運動はしつこいぐらいに。それでも往復約7時間の行程は、マジで「修行か!」と思うほどでした。
◉朝4時起床…「奥多摩駅」に集合!
ここまでは余裕の表情。舗装されたアスファルトの坂道を上っただけですからね。途中、女子大生4人組に話しかけて写真を撮ってもらいました。登山口のトイレで取り急ぎ用便を済ませて、険しい道へ踏み出して行きます。本番はこれからだ!!
◉一歩足を踏み外したら、転落=大怪我の山道へ
いやー、マジで険しい! 前回の御岳山や大山とは全然違って、だがそこが良いみたいな。人がギリギリすれ違えるくらいの細い山道を延々と進んでいきます。雨が降った後の影響で、割とぬかるんだ道も多かったような。足を踏み外したら一巻の終わり…というスペランカー気分でした。感覚がどんどん麻痺していくのがおもしろい。
◉ド迫力!百尋の滝
登山口の「川乗橋」から約1時間40分。川苔山の見どころである「百尋の滝(ひゃくひろのたき)」に到着したぞ〜! 想像以上のド迫力ネイチャー〜! 疲れも吹き飛ぶほどのマイナスイオンを浴びることができます。ある意味、この滝をゴールにしても良いんじゃないの? 無理しなくてもいいんじゃないの? そんな思いが脳裏をよぎりましたが、まだ行程の半分という現実に膝が震えました(疲れて)。
◉百尋の滝から山頂までが地味にツラい
百尋の滝を堪能した後は、地味な山道が延々と続きます。傾斜もキツくなり、ただただ登り続けることだけを意識して足を動かす。アドレナリンが全然出ていないランニングハイみたいな状態なんですかね。キツいはキツい。でも、登り続けるしかない…。これって自分を追い込む「修行」の感覚に近いのかなーと。肉体と精神を同時に鍛えられる環境が、登山に見出だしている価値かもしれない!
◉そして待望の山頂へ…!!
もうすぐ…もうすぐ…待望の山頂に辿り着くぞ…!!
登頂キター! 意外と見晴らしが悪いぞー!(木々に覆われすぎて)
山頂では身体を休めつつ、恒例の登山メシに舌鼓を打ちます。カップヌードルには小野田隊長持参のネギを大量に放り込んでいただき、さらにバーナーを使ったプチ料理まで振る舞われました。いやー、ありがたい。山頂での達成感と登山メシは、確実に待っているご褒美。これだから、登山はやめられないってことでしょうね。
6人の中で唯一、身体にガタがきていたので派手なストレッチをやってもらいました。福島くん、すまねぇ…!
偶然、グリーン系のウェアでお揃いとなった集合写真。カラーチャート表みたいになっていたので、周辺の人たちにクスクスと笑われていた気がします。幻聴かもしれません。
◉登りの3倍キツかった下山の道のり…
約3時間半かけて登った道は、同じ時間をかけて下らなければいけません。しかも、下りで足にかかる負担は登りの倍以上。登山に適した身体かどうかは、下りにこそ発揮されるんじゃないかなーと思います。案の定、僕は膝がガクガクになってぶっ壊れるんじゃないかっつーほどの痛みを感じていました。身体弱すぎ〜!! 下りキッツ〜!
めっちゃ足下が滑るもんだから、より膝に負担がかかるし、神経が足下にいきすぎて疲れやすいというか。メレルのカメレオンは、ソールがツルツルだから高低差のある山には不向きなのかもしれない。こういった言い訳を無くすためにも、しっかりした登山靴とポールを買い揃えようかなと、マジで検討しています。後は単純に足腰の強化! ガンガン走り込んで、これぐらいのレベル感の登山でも耐えられるようにならないと!
というわけで、川苔山は個人的に相当ハードな登山体験となりました。アプリで計測したら往復約7時間、合計15kmぐらいの行程で、約3万歩も歩いてましたからね。こんな歩いたことねーよ!っていう。この(身体がついてこない)悔しさをバネに今後も、登山は続けたいと思います!