オッス、オラ登山! というわけで今年5回目の登山に行って来ました。場所は栃木県の日光男体山。標高2,486mの火山です。関東最高峰の日光白根山のすぐ近くに位置し、とにかくデッケー山なんですよ。しかも、1300m地点から延々と傾斜のキツいルートを登り続けるマゾ仕様。関東近郊の日帰り登山の中では、経験と体力がそこそこ求められるとか。
約3週間前に膝を痛めて以来、運動からも遠ざかっていて…不安の時限爆弾を抱えての登山となりました。マジで登れるの!? そもそも、すっごい天気悪いし、途中のイロハ坂でミノフスキー粒子全開だったけど!?(車中でホワイトベースというあだ名をいただきました)
ちなみにこのブログは登山レポートとサシ飲み記録しかアップしてないので、登山情報目当てで訪れる人が多いです。ちゅーわけで、今回から簡単な登山情報もシレっと添えていくよー!
▼男体山の目安時間
登り:3時間30分
下り:2時間30分
▼今回の想定コース
9:00 二荒山神社(神社に入山料500円納める)
12:30 山頂(1時間ほど御飯休憩)
13:30 下山開始
16:00 二荒山神社到着
<1合目>
いきなり全員が無言になるほどキツい傾斜が襲ってきます。45度ぐらいあるんじゃないの? アキレス腱が必要以上に伸びるほどで、「この状態が3時間半続いたら心が折れる…」ともう1人の自分が不安を漏らしてた。
<3合目>
案外、3合目まではスーっと登れます。所用時間40〜50分くらい? 顔はすごくツラそうですね。
<4合目>
4合目手前でアスファルトの車道に出るんですけど、「ここからようやく登山道か〜い!!」と思わず突っ込みたくなる表記が目に飛び込んできます。今までのも十分登山感に溢れてたけどなぁ。
途中、良い感じに色づいた紅葉も楽しめるぞー! 紅いー! 紅いー!!
<5合目>
5合目の目印は山小屋。小休止ができるスペースがあるんですけど、この時点で1時間半ぐらいかかってたのかな。半分の“5合目”のはずなのに、残り丸2時間かかる計算…。後半どれだけキツくなるのー!
岩だらけの傾斜を登っていきます。登山靴、ソール、靴下など専用装備を新調しただけあって、これまでの登山とは違って足が疲れにくくなってる印象。この時点までは膝も全然大丈夫だった。ここまではな…!
<7合目>
キング・オブ・プロレスリング!(宣伝)
相当な高さまで登り詰めたのか、後ろを振り返ると…中禅寺湖と周辺の山々の上に厚い雲がかかった絶景がー!! これが高山の魅力なんですね。すっげーテンション上がった。同時にどれだけ急勾配な登山ルートなんだ、と。真上に登ってる感覚がすごい強かった。
<8合目>
このあたりから「8合目はまだなの…?」「いっそ、これが9合目でいいんじゃない?」とかワケの分からないことを言ってた記憶があります。序盤と違って距離感覚が異常に長く感じて、かつ疲労も溜まってくる頃合いだったのかなと。
<9合目>
そして9合目! このあたりで膝の痛みが爆発(=再発)し、肉片が周囲に散り散りとなりました。僕にはそう見えたんです。苦悶の表情を浮かべつつ、溶岩が流れた跡らしき火山ならではの赤黒い道を登っていきます。道が悪いこともあって膝への負担がすごい。そして9号目から山頂までが異常に長く感じる! 早く着いてくれ…! そしてすっごい冷えてきた…!!
もう少しで山頂や…!! 俺の膝…持ってくれ!!!
男体山登頂に成功!!
着いた瞬間に身体が冷えきるほどの寒さ。汗が冷え始めてきたのか、急いで持ち込んだ服を着込みます。直前でUNIQLOのライトダウンジャケット詰め込んできて良かった…。半袖シャツ+パーカー+フリースベスト+ライトダウンジャケット+レインジャケットを重ね着しても寒かったもの。ちょっと装備足らずだったのは反省です。冬山とかどうなんのよ。こえー。
山頂に近づいた瞬間、それまでのガスが一気に晴れたのは超良かった。絶景こそ登山のご馳走でしょう。標高2500mから眺める景色は、圧巻の一言に尽きます。5回目の登山にして初めてスゲーの見れた!!
こちらは男体山登頂に突き刺さっている聖剣エクスカリバー。脳内でラグナロクに置き換えても大丈夫です。
同行メンバーとの記念写真は、登山の醍醐味のひとつ!良い思い出が出来た!
そして毎回綴るわけですが、登りのツラさが1.5倍になって返ってくるのが下山です。これまで下山のツラさを散々アピってきましたが、今回は爆発した膝を抱えての下山。多分、膝周りの軟骨が擦れてるんじゃないかなーと。
念のため持ち込んだロキソニンで痛みを緩和させたものの、4合目あたりから痛みが鋭くなって…日が落ちて真っ暗の中で下山してる時は立っていられないほどでした。気合いと根性。「苦境を乗り越える度に人間は強くなる」と思い込んで何とか下りることができました。
ちなみに下山タイムは17時30分過ぎだったかな。登山の楽しさと怖さを同時に体験できたのは貴重な経験になりました。「絶対に無理はしない」「事前準備&環境に合わせた装備を怠らない」「ヘッドライトは絶対に持っていく」…これマジ!
▼男体山メモ
・トイレは登山開始時のみ(山頂には何もなし!)
・1〜2合目の傾斜は身体がビックリするほどキツい
・足場の悪い岩場が大半かつ、傾斜もキツい
・5合目ぐらいまでは割とスッと登れる
・7合目あたりから「まだ…?」と山頂が気になる
・この時期の山頂は気温3℃(体感はもっと寒い)で死ぬ
・下山に時間がかかる可能性が高いのでヘッドライトは絶対要る
【百名山登山】奥日光 男体山!甘く見ると痛い目に遭うぞw - YouTube
この動画も参考になると思います。甘く見るとマジで痛い目に遭う!