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柿次郎ブログ

どこでも地元メディア「ジモコロ」の編集長として47都道府県を取材してます

編集長としてオウンドメディアを約2ヶ月間運営して気づいたこと

どうも、バーグハンバーグバーグの柿次郎です。インドから帰国後、腸の機能(水分を吸収する)が完全に停止して、お粥を食っても水状態で大変でした。インドの洗礼をナメると痛い目にあうのでお気をつけください。さて、話変わって本題。2015年5月11日にイーアイデム様のオウンドメディア「どこでも地元メディア『ジモコロ』」をオープンしました! 

 

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どこでも地元メディア ジモコロ

 

コンセプトは「地元」「仕事」。企画立案から日々の運営業務まで、編集長という立場でモチベーションの一極集中っぷりを見せつける覚悟で臨んでおります。というのも、自分がやりたいことを100%に近いかたちで仕事にできるからなんですよね。なんせ仕事で地方取材に行けるんすよ? 企画次第で日本全国どこにでも行けるんすよ? 平日っすよー!? いやー、楽しい仕事最高。仕事が遊びで、遊びが仕事。4月から数えて長野→徳島→大阪→京都→札幌と計5回の出張を経て、それらの取材を基にした特集記事が次々に公開されています。

現時点での執筆陣は、ヨッピー、ARuFa、小山健、シモダテツヤ、あぐ味、原宿、まきの、室木おすし、マンスーン、カメントツなどなど…ほとんどオモコロですが、各ライターの特性とメディアテーマに合わせた企画を立てて、特集記事と連載記事、そして4コマ漫画の3本柱で記事を展開中。とにかく一次情報にこだわって、労力を惜しまないゼロイチのコンテンツを発信していきたいなーと。

 

 

●担当者様へのアンサーブログ

そんな「ジモコロ」ですが、クライアントの担当者様が公開後の反響や所感をブログで振り返ってくれています。 

いやー、ありがたいですね。仕事関係でこういうことをするのは初めてなんですが、アンサーブログっちゅうんですか? オーパーツ的な感覚で言うとトラックバックを飛ばして、個人ブログで打ち返す試みもアリなんじゃないでしょうか。インターネットのお戯れです。同じ「はてなブログ」だし。

 

「じもころ」が公開されてから約1ヶ月半が経ちました。立ち上げまでの道のりは長かったですが、リリースして見ればあっという間で、毎日記事のチェックとシモネタとの戦いです。企業からすればかなりリスキーな記事が毎日送られてくるわけですが、修正依頼に対して他の記事が担保されているという、編集長の柿次郎さんのやり手感がたまりません。ご結婚おめでとうございます。企業としては中身の数字が気になるところですが、1.5ヶ月のPV数が50万弱とかなりの賑わいを見せております。その数字が凄いのかあまり実感はありませんが、はてなさんはこの数字には驚いておりました。数字の中身としても、各記事に特色があり流入元が異なります。

公開後の反響は約1.5ヶ月で50万PV。メディア立ち上げ直後かつ、決して記事本数が多いわけでない状況のなかで、何とか数字を出せているかなという印象です。ただ、「もっとこうすればよかった…!」という反省点というか悔しさも当然あって。予算的に実現できない中での工夫が、ある意味でオモコロ含むメディアでの強みだったんです。しかし、「ジモコロ」は行きたい場所で企画を考えて、やりかた次第では予算にも囚われない。いやー、これが意外と難しい。方法論が逆なんですよね。まぁ、かなり贅沢な悩みなんですけど、感覚を掴むのに時間がかかるかもしれません。

一方、表現部分のリスク(=シモネタ含む)は僭越ながら弊社の生命線でもあるため、これまで培った落ち葉みたいな強度のノウハウを用いて、押しては引き、押しては引きの綱引きのようなやりとりを良い意味で楽しませてもらっています。毎度、お騒がせしてすみません。立派な大人たちが真面目にシモネタのNGラインを探るメールのやりとりは、なかなか乙なモノかもしれません。

 

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実際にこんなメールを送っていました。

こんなやりとりができる仕事ってありがたいですね。

 

●即席で考えた編集長として意識している5つのポイント

タイトルの件に無理やり落とし込もうかと思うんですが…。他社のオウンドメディアをまるっとプロデュースして、日々の企画・運営・執筆・告知拡散まで手がける事例って世の中にあまり多くないんじゃないでしょうか? 単純に名前を前に出してないだけの可能性もありますが、自社完結(記事単体の外注はある)のパターンが多い印象です。

そんな背景がありつつ取り組んでいる「ジモコロ」に関していえば、両社ともに手探り感は否めません。付き合いたてのカップル感というか。相思相愛だとしても、どこまで踏み込めばいいのか…。とはいえ、過去にいろんなメディアのコンテンツ作りに関わってきた経験を生かすべく、以下のポイントを意識しています。

  • ライターの個性・特性を生かし、企画の大枠を一緒に作り上げる
  • 入口から出口まで編集者がしっかりとサポートする
  • クライアントを巻き込んだ「一体感」を共有する
  • 瞬間風速だけで消化されない、印象に強く残る記事を積み上げる
  • 何よりも自分が楽しめることを第一にメディアと向き合う

脳汁が軽く飛び出るくらいに捻り出すとこのあたりでしょうか。タイトル決めから画像作りまで絶対に“妥協”しないことも大事。感情的なところでいえば…関わっている人たち全員に対して、「ジモコロやってて良かったな〜!」「おおっ、こんな反響があるんだ」「次はこんな企画をやりたい!」というような心がススっと動くような瞬間を多く作りたい。こんなチャンス滅多にないですからね。

同時にクオリティとビジネスの両面を高い水準でクリアできれば、昨今のオウンドメディアブームの中でも絶対生き残れると思いますし、3年、5年という長期的な視点で捉えても十分価値が生まれる「場所」を目指せば、遠回りながらも“地域活性”のお手伝いができるメディアになると信じていますし、もっと全国の美味しい料理を食べたいです。

 

●枯れた技術の水平思考と編集

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余談ですが、僕は任天堂のモノ作りに対する姿勢が大好きでして、『ゲーム&ウォッチ』『ゲームボーイ』といったヒット商品を生んだ横井軍平の“枯れた技術の水平思考”ってご存知でしょうか。

「枯れた技術」は、「すでに広く使用されてメリット・デメリットが明らかになっている技術」のことで、「水平思考」(エドワード・デボノ提唱)は、「既存の概念に捉われず新しい角度から物事を見る」ということであり、要は「既存の技術を既存の商品とは異なる使い方をしてまったく新しい商品を生み出す」。結果的に開発コストを低く抑えることができるのが特徴。

今後、この考え方を「編集」に置き換えて取り組めたらいいなーと。「地方」というすでにコンテンツとして確立されている性質(=魅力)を15度ずらして、バーグハンバーグバーグやオモコロで培ったノウハウも15度ずらして、その両方を掛け合わせる。この最適解を「ジモコロ」で実践し、新しい価値観を生むメディアに育てていきたいというのが当面の目標でもあります。よーし、ここまでヤル気を見せてアピールすればきっと大丈夫でしょう。

この2ヶ月間でインド旅行(社用)、新婚旅行(私用)で2週間休んでるから不安で、不安で…。メディア立ち上げ直後に休みすぎだろって…。

 

以上、クライアントに対するネイティブアドでした。