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柿次郎ブログ

どこでも地元メディア「ジモコロ」の編集長として47都道府県を取材してます

イボが伸びてる、そんな気がする

毎日風呂に入る。銭湯や温泉も大好きだ。そのとき必ず自分の裸を脳が認識し、人間に備わった天然の光学センサーが身体をチェックする。

ここ2年でいえば、極端に筋肉が衰えて、一回りぐらい小さくなった。幽閉された男の風体。まぁ、そのあたりは諦めと溜息を同時に飲み込んで、「いつかジムに通うぞ」の脳内再生で一発解決だろう。

そんな日々のチェックから抜け落ちた事実に気づいてしまった。

胴体にあるイボが伸びてる、そんな気がする。

ヘソの近くに1つ、そして腰の左側に1つ。確かに34歳の年月をこのイボとともに暮らしてきた自覚はあるが…めちゃめちゃイボが伸びてる、そんな気がする。

特に腰のイボは一度カミソリで根本半分を切ったことがあり、肉体と離縁しかけた存在だ。出戻り後、肉体とのネゴシエーションが功を奏したのか、より密接な関係を築いている。すなわち、一度離れた分だけイボが伸びてる、そんな気がする。

気がするどころか、完全に伸びてる。なんだ、これ。まるで身体に乳首が増えたような感覚だし、単純に見れば見るほど気持ちが悪い。

思い立って全身をくまなく光学センサーでチェックしてみると、俺の知らないイボがあちこちに存在感を放っていた。多分だけど、以前認識したタイミングよりもイボが伸びてる、そんな気がする。

この記事を読んでしまった運の悪い人たちも、身体をチェックしてみてほしい。きっとこんなところにイボがあったのかと。引っ越し直後に町を散策するような感覚でイボが見つかるはずだ。そして以前から認識しているイボは、きっとあなたの知らないところで伸びてる、そんな気がしてくる。気がする。