Huuuuの柿次郎ブログ

47都道府県を旅してる男のブログ

俺? 珈琲クソ野郎だけど?

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どうも、珈琲クソ野郎です。上質な時間過ごしてる?

約3年ぐらい前に漫画『岳』に影響を受けて、登山とコーヒーを趣味しました。最初はカルディーで挽いた豆を購入し、その後スペシャリティコーヒーとやらの世界に足を踏み入れて、今では全国各地の取材がてらコーヒー豆を買うのが楽しみのひとつです。

 

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お金もかからない良い趣味でしょ? 自宅でも会社でもゴリゴリと豆を挽いて、ハンドドリップで淹れてますし、同僚には「これ見よがしに淹れるな!」と珈琲クソ野郎差別を受けています。あいつらは安い豆をコーヒーメーカーに仕込み、利便性のみを追求してやがる…。おかしい…。

コーヒーという文化は、淹れている時間、手間ひまを楽しむもんなんですよ。

時間をドリップするんすよ!

 

こんなことばっかり言ってるから珈琲クソ野郎扱いされるようです。すみません。一応、表記のこだわりは「珈琲クソ野郎」に対して、単語としては「コーヒー」がバランスいいなーと。どうでもいいですね。

 

●これまで企画編集したコーヒーの記事

そんなコーヒーへの欲求が高まると取材記事を作るようにしていて、ここ1年で3本のコーヒー企画に関わっていました。作りすぎなのかもしれません。

 

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一度自家焙煎も試してみたんですが、これは難しすぎて踏み入れるのを止めました。あれは覚悟と技量が問われる。全国の美味いコーヒーを豆単位でなんとなく楽しむのがちょうどいいです。

●自分好みのコーヒーを見つける 

コーヒーの醍醐味は、自分好みの店舗を見つけることです。どこの豆なのか、深煎りなのか、浅煎りなのか、淹れ方はどうなのか、どんな器具を使っているのか。正直、僕も全体像しか見えていないくらい奥深い世界なんですよね。

あんまり深く考えすぎずに人との出会いや旅の流れで見つけたお店に入って、その店のブレンドやオススメを買うぐらいがちょうどいいというか。

 

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森、道、市場2015 - -森道市場2015-COFFEE,PLEASE

 

これまでで一番印象に残っているのは名古屋のコーヒーユニット「COFFEE, PLEASE」さん。二子玉川ライズで去年開催されていた「ENNICHI at 太陽と星空のサーカス」に出店していて、その場で買った現地ブレンドのコーヒーが異常に美味かった。期間限定かつ、その土地によってブレンド内容を変えるらしくて、二度と飲めない!というプレミア感もあいまっていまだ忘れられません。くううぅぅぅ。

 

インターネット販売に力を入れている「堀口珈琲」もオススメです。初回限定で買える「お試しセット 50g×6種 スペシャルティコーヒー」がお得すぎるので、「ちょっと良い豆を飲み比べしたい!」という人の最適解と言えるかもしれません。

 

●コーヒーを学ぶならこの漫画でOK!

知識面でコーヒー文化を掘り下げたい人は、漫画「僕はコーヒーがのめない」をどうぞ。専門書やコーヒー特集の雑誌を買うよりも、圧倒的に知識と文化の理解が早まります。1巻と2巻読むだけで大体つかめるんじゃないかなーと。

 

僕はコーヒーがのめない 1 (ビッグコミックス)

僕はコーヒーがのめない 1 (ビッグコミックス)

 

 

僕はコーヒーがのめない 2 (ビッグコミックス)

僕はコーヒーがのめない 2 (ビッグコミックス)

 

 

僕はコーヒーがのめない 3 (ビッグコミックス)

僕はコーヒーがのめない 3 (ビッグコミックス)

  • 作者: 川島良彰(コーヒーハンター),吉城モカ,福田幸江
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/12/28
  • メディア: コミック
  • この商品を含むブログを見る
 

 

これであなたも珈琲クソ野郎に一歩近づけます!!

 

書いた人:徳谷 柿次郎

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ジモコロ編集長。大阪出身の33歳。バーグハンバーグバーグではメディア事業部長という役職でお茶汲みをしている。趣味は「日本語ラップ」「漫画」「プロレス」「コーヒー」「登山」など。顎関節症、胃弱、痔持ちと食のシルクロードが地獄に陥っている。 Twitter:@kakijiro / Facebook:kakijiro916

 

WEB漫画家カメントツ…絶対に売れるなよ

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今日のはてなブックマーク上にWEB漫画家・カメントツの記事が3つもエントリーしていました。ちょっと入り過ぎじゃない?

 

careerhack.en-japan.com

 

朝公開されたCAREER HACKのインタビュー記事が引き金となったのか、なんとなくWEB上の彼の評価がグングン上がっている気がしてなりません。ちょっと売れかけてる。貯金29円しかないのに、なんてふてぇ野郎だ。ずるいぞ。ちきしょう。

実は2015年時点でカメントツ株はバーグハンバーグバーグ社内で上がりっぱなしで。何がすごいのかって言うと社内担当者×カメントツの各組み合わせでそれぞれ結果を残しているんです。彼のヤリマン気質がそうさせるのか、なんなのか…。

せっかくなので簡単にまとめてみました。

 

●原宿×カメントツ(オモコロ)

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●加藤×カメントツ(オモトピア)

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●柿次郎×カメントツ(ジモコロ)

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●山口×カメントツ(オクトピ)

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などなど、代表作とも言える記事があちこちのWEBメディアに残されています。RPGツクールの記事は昨年11月公開にも関わらず、本日時点でホットエントリー入りを果たしてまだ数字を伸ばしているようです。15000ツイートあればもう十分だろ! 欲張りやがって!

僕自身も編集担当として何度か仕事をしているんですが、彼の優れたところは実体験を漫画に変換する能力です。ルポ漫画に必要な構成や脚色が何なのかはハッキリ分からないんですが、上がってきた初稿の段階で「いい感じ〜!」と叫ぶことばかりで。自分の世界観に実体験した物語を落としこむのがとにかく早いんです。あと思慮深い。大食いで腹が出てる。目が死んでる。カメンが臭そう。

最後は本心の悪口ですが、彼が結果を残すのも必然なのかなぁと。取材終わりのその足で会社に来て、そのまま黙々とネームを切る姿なんて頼もしいことこの上ありません。その日の内にほぼ完成に近いラフを見せてくれる。編集者にとってこんなにありがたい存在はないですよね。巨人、大鵬、カメントツ。もっとこき使いたいです。

 

kamentotu.hatenablog.com

 

ちなみに個人ブログでもしっかり結果を残していて、上記の『僕は、戦争を知らない』をベースにした書籍化の話も進んでいるようです。上京して一年ちょいですか。「体験ルポ漫画」という武器を携えて、メディアの特性に左右されることなく、自分の世界観で勝負できる…。絶対に売れないで欲しいですね。 

 

 

書いた人:徳谷 柿次郎

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ジモコロ編集長。大阪出身の33歳。バーグハンバーグバーグではメディア事業部長という役職でお茶汲みをしている。趣味は「日本語ラップ」「漫画」「プロレス」「コーヒー」「登山」など。顎関節症、胃弱、痔持ちと食のシルクロードが地獄に陥っている。 Twitter:@kakijiro / Facebook:kakijiro916

効率を求める「取材」のおこがましさ

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こんにちは、柿次郎です。

地方取材に行って所見の人に挨拶をするたび、「え、本名ですか?」と聞かれます。まぁ、聞くでしょう。その場合、大きく分けて3パターンで回答するようにしています。

  1. 「いえ、本名ではないんです。仕事用の名前で」→「ですよねー!」
  2. 「そうなんです。本名なんです」→「すごい珍しいですね」
  3. 「いえ、ライフネームです」→「???」

ほとんど1番の流れになるんですが、酔っ払ってるときは本名だと言い張るパターンもあります。最後のライフネームに関しては「生きるための名前」という意味を込めて冗談みたいに言うやつなんですが、実はこれが一番正解に近いかなぁと。なんだよそれ!っていうわけわかんなさもあって。「字(あざな)は子龍!」とか憧れるじゃないですか。

「徳谷柿次郎」を名乗ってから、人生がガラッと好転していますし、姓名判断も本名よりもよっぽどいいんです。ほぼ大吉みたいな感じ。「名は体を表す」なんて諺もありますが、これはマジのマジだなと実感することばかりなんですよね。

名前を変えた経緯と覚悟はこの記事でどうぞ!

careerhack.en-japan.com

 

●効率を求める「取材」のおこがましさ

さて、本題です。ここ一年くらい「ジモコロ」の取材で全国津々浦々を巡らせてもらっているんですが、好奇心を頼りにその土地の一端に触れるたびに思うことがあって。それは何十年、何百年にもわたって紡がれた歴史をたった数時間で理解するなんて不可能だってことです。無理無理! むしろ、おこがましい!

深い取材をするためには、現地の方の協力が不可欠です。観光雑誌やガイドマップには載っていない情報なんてごまんとありますから。検索しても出てこない一次情報を得るために、事前準備を超大切にしていて…縁の上に縁が掛け合わさって初めて動くくらいといえばいいでしょうかね。

 

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それこそ先週行ってきた島根県の「奥出雲たたら製鉄」「海士町」の3泊4日取材ツアーは、ギリギリセーフすぎる奇跡の出会いによって何とか成り立ちました。事前準備を大切にしているって言ってる割に、出発2週間ぐらい前から縁を手繰り寄せ始めたんですけどね。

ざっくりした流れで言うと…

  • たまた知り合った人が島根県を取材したばかりだった(1本目の糸を掴む)
  • 島根県在住のローカルジャーナリストの方にアポを入れる(2本目の糸を手繰る
  • 東京で開催された島根県のイベントに行く(2本目の糸が繋がる)
  • イベントで出会った人が取材当日に来てくれて車を出してくれた(1本目と2本目の糸が繋がる)
  • 結果、短期間で踏み込めないような取材ができた(奇跡!!)

ちょっと説明するのが難しいぐらいに「縁の連鎖」(ぷよぷよのぱよえ〜ん状態)が起きて、1本目と2本目の糸を手繰り寄せていったら全員知り合いだったし、その中でも島根最強とも言える人たちが取材出発直前に集まってくれたんです。

さすがの出雲縁結び空港〜!! 神の国〜!!

 

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今回は島根県の方々の優しさに救われましたが、より「効率を求める取材のおこがましさ」の想いが強くなったのも事実です。知り合いのいない状態で事前アポを入れていたとしても、今回のような深い取材はできなかったでしょうし、三日間の余幅を持っていなければ実現しなかったでしょうし、とにかくギリギリだったなという感想です。

もし「1〜2時間取材させていただけないでしょうか?」というよくある価値観で動いていたら無理だったなぁと。といってもメディアの性質によって「やれる」「やれない」はどうしても出てくるため一概に「効率を求めるな!」とは言えません。1時間で良い取材ができることも往々にしてあります。

 

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短時間で話を引き出す力も大事だし、そもそも相手の時間を奪う行為でもあるわけですし。それが「人」でも「文化」でもやり方は変わってきます。

それでも「効率を求めた取材のおこがましさ」が、ふとした瞬間に襲ってくるかもしれません。妖怪みたいに。妖怪「おこがましい」はライター編集者の身近にいる。

僕自身は全国の「土地の歴史」→「そこで生まれた文化」→「その土地で生きる人」という大まかな要素の流れで取材していきたいので、今回の教訓は肝に命じてやっていこうと思います。

そんな「奥出雲」「海士町」の記事は、ジモコロで3月公開予定!お楽しみに!

 

【お知らせ】

あと、取材の縁がすぐに繋がって2016年2月27日(土)開催「シマネの晩餐@四谷」に出演することになりました。島根県取材で感じたことを話します! 島根の食材、お酒、人に興味があればぜひ遊びに来てください。

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書いた人:徳谷 柿次郎

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ジモコロ編集長。大阪出身の33歳。バーグハンバーグバーグではメディア事業部長という役職でお茶汲みをしている。趣味は「日本語ラップ」「漫画」「プロレス」「コーヒー」「登山」など。顎関節症、胃弱、痔持ちと食のシルクロードが地獄に陥っている。 Twitter:@kakijiro / Facebook:kakijiro916