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柿次郎ブログ

どこでも地元メディア「ジモコロ」の編集長として47都道府県を取材してます

「並以上」をやり続けること

雑記

前回のイボについて語ったブログから一カ月と少しが経過した。このままイボストップのまま放置するのはなんだか申し訳ないので、最近耳にして印象に残っている「並以上」という言葉についてまとめてみる。

 

並以上

 

文字通り、並、平均、普通よりも上であるさまだ。平均的な水準よりも優れているさまともいえる。特別な言葉でもなく、比較的よく耳にする言葉。ただ、とあるすごい陶芸家の人が呟いた「並以上を続けないといかん…にゃむ…」というフレーズが脳裏にこびりついている。にゃむ…とは言ってなかったけど、バガボンドの師匠的な佇まいだったのは確かだ。見事な庭、積み上げた実績の上にこそ成り立つ豪邸、そして慕う弟子たち。圧倒的な説得力にのまれた状態では、平易な言葉も強い武器になるのだろう。

 

「俺は並以上をやり続けているのだろうか」

 

この時点で自分がいかに平凡な人間かが浮き彫りになる。当たり前に並以上をこなす、即ちスーパー並以上人間が成功をつかむのが世の常だ。東京はスーパー並以上人間が多い。小石を投げればスーパー並以上人間に当たる。特に中目黒とか恵比寿、渋谷の奥の方に生息している気がするんだけど、みんな何食ってそうなったの?? なんで休みの日に昼過ぎまで寝ないの?? 

 

とまぁ、他人と比較しても意味はないので話を戻そう。26歳の終わりで上京し、金もねぇ、実績もねぇ、コネもねぇ…と散々なデッキで人生の再起に賭けたのが8年前の冬。まだ8年しか経ってないことに驚愕だけど、この間は「並以上」をやってこれたのだろうか。肌感では30歳を過ぎてから。つまりここ3年くらいだと思う。

 

適材適所の環境のなかで誰もやりたがらない仕事を見つけ、逆張りでポジションをつかむ。他人のために時間を使う。誰よりも人に会いまくる。拡げたコミュニティのなかで見聞きした経験談やノウハウなんかを取り込んで仕事に生かす。時には感情をむき出しにして人とぶつかる。成果を出すためにがむしゃらにやる…。並べてみると、泥臭いし、誰でもやれることしかない。ここ最近ではそのやり方を東京から全国47都道府県にフィールドを置き換えて、「並以上」に取り組んできたつもりだ。

 

しかし、自分なりにやり続けているうちに、頭打ちな感覚と無理に拡げてきた反動に襲われることが増えてきた。文脈を端折りに端折ると、それは「体力の壁」で、現状からさらに並以上を続けるためには圧倒的な体力が必要だと思い知らされいる。いまこの瞬間、スマホで駄文を打ち込んでる0時53分の俺が、「もう体力がないとやり続けられない」と無言で叫んでいるんだ!! うわあああ!! 身の回りのパワフルなおじさんたち!遅くまで酒を飲むの当たり前。さらに、ぜんぜんおしっこにいかない膀胱の強さを併せ持ち、体調を崩すことなく一定のパフォーマンスを上げ続けられる生産性の高さ!! 生きるってそういうことだよなぁぁぁぁ!! みんなすげぇよなぁぁぁ!!

 

というわけで、早めにアラートが鳴るタイプの身体だという自覚はあれど、このまま指をくわえておねんねしてる場合じゃない。なぜなら、34歳のこのタイミングで「好奇心」と「社会課題の興味関心」に対するエネルギーが満ち溢れているから。もっと知りたい。国内だけでなく、海外にももっと行きたい。つまり、より多くの人たちに会って話を聞き続けるためにも、並以上の動きを続けるためにも、肉体と怠惰の壁はぶっ壊さないといけない。わかりやすくいうと稼げなくなる。良いおまんま食いたい。

 

だ!か!ら!

 

なんか走ったり、重いもの持ち上げたり、水に浮いたりするぞ〜〜!!

 

年始に立てるよくある誓いを11月末に仰々しく宣言することで、グレーゾーンの覚悟に留めておく。